◆器を大きくして、人間関係に強くなる。
これがコーチング・フェローズ第17回セミナーのテーマでした。

今回のリーダーは河野雅と谷本昌啓が務めました。

                               左から 河野雅 谷本昌啓
 
リード役の二人の挨拶の後、直ぐに参加者全員が2人組みになり、「直感」を駆使しての相手の職業、趣味などを話し手が聞き手に話して、聞き手がそれに回答していきました。根拠のない直感をもとにしてのコミュニケーションですが、結構あたっていたりすることももあり、急速に盛り上がり、参加の皆さんのエネルギーも上がりました。


この後、今日の狙いの説明へ移りました。始めに「器」のイメージを参加者に聞いていきました。「器」が大きい、度量、余裕などのキーワードがでてきました。リード役2人から、今回は「器」を「自己イメージ、自己概念」」として捉えてみたいという説明がありました。

◆ 器 ・・・ 自己イメージ、自己概念

そして、この自己イメージを広げることにより、人間関係の幅が広がる、という考え方を今日のテーマとして最初に確認しました。

最初のエクササイズは「私は誰?」というものです。
「私は・・・」ではじまる文を思うままに20個作成するというものです。
「私は明るい」、「私はポジティブ」、「私は日本人」などが例です。この中から性格、行動に関するものをマークします。その後のこれらのキーワードが自分に占める割合を円の中に書き込みしてみました。

ここまでは個人作業です。その後に3人一組になり、お互いの書いたものを見せ合い、説明、
他の人からフィードバックをしてもらいました。自分にはネガティブな性格だったものが他の人にはポジティブに捉えていたりする発見、書いてあることと実際の本人とは大きな格差があったりととても面白い発見があった方もおられました。



次は「動物園合併」というエクササイズです。
問題とルールが記載された用紙、情報カードがを渡されました。2つの動物園からやってくる動物の座る位置をお互いの口頭のコミュニケーションによって、当てていくというものです。6人1グループでやりました。必要のない情報や、ひとりひとりが持っている情報の出し方など、各人のコミュニケーションのとりかたの色合いがでてくるようなエクササイズでした。

このエクササイズでは、どういうコミュニケーションをしていたか、どんな自分で人と関わっていたか、や人のことをどう見ていたか、といったことがポイントになります。

このゲームの振り返りシートをもとにして6人で率直な感想を述べ合い、皆さん、真摯な姿で取り組んでおられました。

リード役から、下記の狙いがゲーム後にありました。

@自分と向き合う
A新たな経験・人との出会い
B他の人からのフィードバック

@は最初のエクササイズ、AとBが2番目のエクササイズになると説明がありました。今までにない思わぬフィードバックを受けて、フィードバックの重要さを感じられた方もおられました。


そして最後に、「アクション/チャレンジに向けて」の具体的な行動につなげていくワークへ移りました。自分の器の広い部分、自分の長所を挙げ、それを大きくしていくための実際の行動計画を書いていきました。それらを3人一組で話し合い、各々フィードバックを受けました。

「器」というものの受けとめかたの違いや、初めて会う人でも、スムーズに話せる雰囲気の中で自由にお話されていたのが印象的でした。

少しの発見が自己イメージを変えていくようにも感じました。


参加した皆さんの声(一部)
◆来てよかった!偶然居合わせた人々と意見交換できて、また意見をシェアをできてよかった。
 自分の性格、パターンがよくわかった。
◆楽しく取り組めた。
◆フィードバックしていただいた(グループワークの中で)内容によって私が救われた。。。
 そんなセミナーになりました。
◆もう少し体を動かしたかった。
◆初めての内容で新鮮でした。今の自分の状態と合わせるとちょっと胸が痛い部分もありましたが、
 これを学びに成長していきたいと思います。

                                    
他の回のホライズンの様子


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